BLUE NIGHTER 6
注目レーサー世代別紹介

第38回グランプリで優勝して2022年の獲得賞金1位に輝いた。今年に入ってすでに優勝3回と飛ばしており、1月下関一般戦では7連勝完全優勝を飾った。モーターの仕上がりも早く、まくり勝ちするレースが増えている。外枠だと4コースまで入ってスピードの違いを見せる。向かうところ敵なしの近況だ。

今期(11月以降)の成績を調べると、1着19本に対して、2着23本と2着の方が多い。A1級の選手にしては珍しい着順傾向である。1月の住之江全大阪王将戦の準優勝戦では6コースから2着に食い込んで優出している。当地は1月に走ったばかり。その時も予選で5コースから2着2本と手堅い走りで予選を突破。優勝戦は3着と着絡み。

下関の正月レースを3コースからトップスタートを決めてまくりで優勝した。攻めるタイプという印象が強いが、今年に入ってまくりで1着を取ったのはこのレースのみ。モーターの仕上がり面でやや遅れを取っている感じだ。そのこともあってインなら強さを発揮できても2、3コースからのレースでは2着止まりが目立つ。

GⅠ四国地区選手権は初日の失格をはね除けて優出した。予選は失格を除きオール3連対と舟券への貢献度が高かった。6コース回りとなったレースではコンマ06のトップスタートから2着に入るなど、外枠でも3連対に食い込む巧さがある。安定したスタートから繰り出す多彩な技に切れ味が増しており、A1級復帰へ視界良好だ。

昨年12月唐津で開催された「私のイケメン選手権」で3勝してアピール。序盤の大敗が響いて上位進出できなかったものの、スロー発進では好成績を残している。最近は強気のスタートが減っていることもあって、ダッシュ戦での成績に不満が残る。1着はインと2コースに集中している。準優勝戦突破の壁を破るのが課題だ。

最優秀選手に輝いた馬場貴也が師匠で、丸野一樹とともにトレーニングをしている。恵まれた環境で3期連続でA1級をキープしており、今期(11月以降)の勝率は6点台後半と悪くない。スタートは決めているが、外枠に回ったときの大敗が勝率を下げている。コーナー勝負に持ち込めるかは出足の仕上がりにかかっている。

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