BLUE NIGHTER 6
ナイター×女子戦の楽しみ方・買い方
昨年から引き続き、バブルと表現しても差し支えない売上好調ぶりを見せるナイターレースと女子戦。
8月に当地で開催されるPG1レディースチャンピオンへ向けて、今一度ナイターレースと女子戦それぞれの楽しみ方を押さえておきましょう!

 ナイターレースといっても、ナイター照明が点灯してレースをする時間帯は限られている。基本的には昼の15時頃から始まり、薄暮、ナイターの3時間帯に分けられる
 昼間の時間帯は気温が上がり、ダッシュまくりが決まりやすい。夕方からの薄暮レースは、大時計やターンマークの見方が勝敗を分けるポイントになる。そして、ナイター時間になると気温が下がり、昼間とは全く違う状況になる。出足をうまく仕上げた好枠の選手の出番が増える。
 丸亀では、これに満潮、干潮といった潮の動きが加わる。スタートがそろいづらくなるのは薄暮の時間帯で、満潮に向かう場合だ。中外からのまくり差しが決まり、高配当が飛び出しやすくなる。ナイターの時間帯は、ホーム側の標識板以外の目標物が見えなくなるので、ダッシュ勢のスタート一撃が難しくなる。スタートがそろってくることから、インが有利になるのは当然だ。

 SGやG1では「モーター」が主役なのに対し、女子戦は「選手」が主役を譲らない。優勝戦に乗ってくる選手は限られており、予選ではその選手が常に舟券に貢献してくれる。
 ただ、自在に攻めるタイプは少ない。まくりが好きな選手はとことんまくりにこだわり、コーナー勝負の選手は競り合いに持ち込んだ時に好成績を残す。選手による走りパターンが決まっているので、どこまで出場選手の走りのパターンを記憶するかの勝負になってくる。ツボにハマったときの勝ち方が鮮やかなのも、女子戦の特徴だ。強い部分、脆い部分を記憶しておけば、女子選手への理解度も上がる。
 もう一つの注目点は、成長する選手を見る楽しさだ。周回展示でレバーを落としてこわごわターンをしていた新人が、レバーを握ってターンをするようになると、すぐに3着が獲れるようになり、しばらくすると初勝利、ゆくゆくは初優出・初優勝へとつなげていく。傍目から見ていてもその過程が分かりやすく、応援のしがいがある。

走りのパターンがはっきりしている選手の1人だ。スタートは平均的だが、1マークの攻めは徹底している。イン以外では必ずと言って良いほどまくる。威力を発揮するのは、3連率80%超えの3コースまくり。展示1番時計なら高配当に貢献する。

2022年後期適用級別では女子勝率1位に輝いた。昨年は「同じことばかりやっていると成長しないので、伸び型に挑戦した」と話す。出足、回り足重視から、伸び型に切り替えた。決まり手もまくりが増えており、5コースまでなら1着を獲れる。

122期の谷口知優とともに兄妹レーサーとして注目。森高一真に師事してからの2022年後期成績では8勝を挙げ、7月からはB1級に昇格する。売りはスタートの早さだ。ターンはまだ粗削りなところがあるが、節に1回は0台のスタートを決めている。

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